LBP3000 vs HL-5240

7/8 キヤノンからの返事にがっかりして放置していましたが、キヤノンから頂いた最後の回答内容を載せました。

キヤノンの LBP3000 と、ブラザーの HL-5240 のレーザープリンタ対決。 ていうか、LBP3000 を買ってみたら印刷品質に微妙に満足できなくてすぐに HL-5240 も買っちゃったので、せっかくなので比較してみたときの記録です。 実売価格は LBP3000 が 16000 円弱、HL-5240 は 20000 円弱ぐらいです。

テストに使用したPDFファイル

上記ファイルを印刷し、Canoscan Lide80 を使って 1200dpi で取り込みました。

印刷結果を取り込んだもの

LBP3000 は決して品質が悪いという程ではなく、書類印刷としては十分実用レベルですが、レーザープリンタとしてはちょっといまいちかな? といった印象です。 顔料黒を積んだインクジェット (iP7500) を持っていながらにして買うには、何か足りない気がしました。 解像度が劣っているように見えるのは、ブラザーが凄すぎるだけなので別にいいんです。そっちよりも、文字周辺が汚れてるのが悲しい…。 そのせいか、まだ顔料黒インクのほうが (擦れや水にはすごく弱いけど) くっきりしているかな? と感じる部分もあります。

ただ、トナーをちょっと多めに盛っているのか、広範囲の黒ベタがマジで真っ黒でキレイに出ます。あと、本体が本当に小さくて軽いのもポイント高い。

HL-5240 は、公平を期すために HQ1200 モード (LBP3000 同様の 2400x600dpi 相当) で刷りましたが、細部もクッキリでぶっちゃけすごいキレいです。 更に上の True1200 (真の 1200x1200dpi) モードにすると、印刷速度が半分の 12PPM (これでも十分) になるものの、もうちょっとキレいになります。

※ 行間が広かったのをカットして詰めてます。なので罫線が横に歪んでるのは関係ないです。

平成明朝体8ptで比較

LBP3000 公式サイトの印字例と同じ事をしてみた例。

LBP3000 の文字周辺 (特に下部) が見本と違って汚れている件については、キヤノンに現物を送って問い合わせ中。あの見本を見て LBP3000 の購入を決めたのに、同じクオリティが出なくて凹んでます。

LBP3000
冴えるブラック

HL-5240
冴えるブラック

動作音

A4を2枚印刷してみたもの。どっちも耳障りな音ではないですが、ファンが付いてる分なのか HL-5240 のほうは音に重厚感 (!?) があります。紙の出る様子はLBP3000HL-5240(書き間違ってましたm(_ _)m 2007/3/4)のほうが丁寧です。

録音を始めたタイミングは一緒なのですが、スタンバイからの復帰は LBP3000 のほうが早いようです。

結論

というわけで、2つの機種を比較してみた個人的な感想。あくまで2つ以外は眼中に入れずに比較した結果です。

キヤノンからの回答 (5/21追加)

問い合わせてすぐ、キヤノンから回答を頂いてました。回答内容はこんな感じです。

で、キヤノンから検証機での印刷サンプル (こちらで使ってた紙と、純正紙、それぞれ普通紙と普通紙L設定で印刷したもの) と純正紙を20枚を送って頂いたので、実際に確認してみたところ…。

印刷サンプルはあまり汚れていませんでした。肉眼で凝視しても汚れはほとんど目立たないので、少なくとも問い合わせはしないレベル。

今日になってから純正紙に普通紙L設定で印刷して比較みたのですが、やっぱり汚れてます。特に黒ベタの下部がひどく、角の部分が丸くなって下辺が汚れまくりです。

というわけで改めて、取り込んだ画像と共に改めて問い合わせ中です。

キヤノンからの回答2 (7/8追加)

出ました! キヤノンから「仕様の範囲です。でも、アレだったらこちらで点検しますので本体を送ってください」(要約) との返答が。状況的に、本体送っても「問題なし」で突っ返されるとしか思えないので、売却決定です。

サポートの人の対応は丁寧だったけど、公式サイトにある「クラス最高レベル」「細かな文字や罫線までくっきりとプリントできる」「シャープな美しさはインクジェットプリンタと比べても一目瞭然」は全部嘘っぱちだと分かりました。新品で汚れている状態が「仕様」(しかも個体差ありあり) のレーザープリンタなんて聞いたことがありません。もうキヤノンのレーザープリンタを買うことはないでしょう。

ぶっちゃけ一緒に使ってる PIXUS (キヤノンのインクジェット) の顔料黒のほうが、汚れていない分綺麗に見えるし…。

カウンター